充実のグローバルネットワーク
さらなる発展目指し、挑戦続く
ISO9001認証取得
1999(平成11)年、ISO9001認証を取得するため寺坂創介係長(当時)を中心とする品質管理室を立ち上げました。デザインチャックは、1970(昭和45)年の製造当初からチャック一式の受注ごとに管理番号を付け、納入したすべてのレイアウト図と部品図を大切に保管管理するシステムを確立しており、事務処理のIT化を進めていました。これに加えて、できるだけ現状の事務処理に適合する規定になるようチェックしました。認定は、JQA((財)日本品質保証機構)に依頼して2000(平成12)年5月、1回の審査で第3版「品質マネージメントシステム」の認証を取得することができました。(登録番号JQA-QM8200)
CO2・NOx排出削減が地球規模の課題に
1992(平成4)年、「国連気候変動枠組条約」が採択され、世界全体で地球温暖化対策に取り組むこととなりました。自動車産業も、CO2やNOxの排出量削減と燃費向上が求められ、自動車のエコ化が進んでいきました。中でも省燃費対策として、多くの自動車メーカーが乗用車に採用していったCVT(無段変速機)は、当社にも多大なる恩恵をもたらし、多くの設備でデザインチャックが採用されました。実績が更なる受注を呼び、国内自動車メーカー全てのCVT部品の切削加工設備で、当社のデザインチャックが使用され、特に旋盤では驚異の搭載率を誇りました。このため2004(平成16)年から、受注が急増。2005(平成17)年2月、ついに手締めチャックの生産を打ち切り、デザインチャックに集中することとなりました。
一層強化された海外ネットワーク
1990年代から日本企業の海外への生産シフトが目立つようになり、当社も海外納入製品のアフターサービスに取り組んできました。現在はよりグローバル企業となったお客様を支えるため、海外営業部の人員拡充を行い支援を強化しています。
またかねて技術提携していたN.A.ウッドワース社は、1984(昭和59)年にITW社の傘下となり、現在は、米国フォルカルトハーディンジ社がその事業を継承しており、当社のデザインチャックは、北米、EUなど、世界のどの地域でも安心してご使用いただけています。
過去最低、過去最高
2008(平成20)年、米国投資銀行の経営破綻による金融危機は、リーマンショックと呼ばれ日本も深刻な不況に陥りました。当社も大きく売り上げを減らし、2010(平成22)年には当社史上初の赤字決算を記録する事態となりました。しかし、社員のリストラは一切ありませんでした。同年には、大阪府が認定した「大阪の元気!ものづくり看板企業193社」に選ばれています。
2012(平成24)年5月、寺坂哲之社長は代表取締役会長に、寺坂雅好常務が第5代代表取締役社長に就任しました。寺坂哲之会長は、地域、業界への貢献が認められ、2014(平成26)年3月に、旭日双光章を授与されました。
2012(平成24)年、各自動車メーカーがCVTの生産強化のため、国内外でトランスミッション関係の設備投資を行い、工作機械メーカーよりトランスミッション部品の切削ラインを大量受注しました。顧客の希望納期が重なったため、北は東北、南は九州まで協力先を見つけて生産対応を行いました。その後も設備投資は続き、超繁忙状態が絶頂を迎える中、2017(平成29)年5月、第6代代表取締役社長に寺坂創介が就任し、2019(令和元)年3月期には、過去最高の売り上げとなる、48.6億円を達成しました。
この勢いで100周年へ、という矢先、2018(平成30)年末頃より米中貿易摩擦の本格化で受注に陰りが見え始め、さらに2019(令和元)年末、新型コロナウイルスの脅威が地球を飲み込み、3年にわたって世界のあらゆる経済活動・社会活動に大きな痛手を残していきました。
もとより当社も例外ではなく、受注が激減し、一時は約5割減になりました。雇用調整助成金も活用しながら業務を続け、売上が約半分に落ち込む一方で、経常利益は黒字を維持できました。
元気なモノ作り中小企業300社
経済産業大臣感謝状贈呈式
次の100年への礎、新本社・工場完成
かねてより進めていた、本社・工場の新築移転が無事完了し、2024(令和6)年12月2日より稼働を開始しました。製造設備も、より高精度な加工ができる体制に強化し、5軸マシニングセンタ、三次元測定機の増設、複合研削盤の導入など、お客様の高い要求精度にも応えられる環境を整えました。こうして新しい本社・工場でのスタートが切れましたのも、偏にお取引先様各位のご厚情・ご支援の賜物と、厚く御礼申し上げます。
これからも社是である【魂智和】の精神をさらに高く掲げて、次の100年を担っていく所存です。引き続きご支援・ご愛顧・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。